ビックデータという予見は本当に先を見れる?
TEDで面白いプレゼンを発見しました。
未来を知る方法は?
古代は巫女に預言してもらっていたそうです。
確かになん年前も預言がテレビを騒がせる事がありました。
今は?
ビックデータがあります。
これから先のことをデータで知ることはもちろん可能です。
でも人が関わる事に関してはビックデータだけでは不十分。
それはなぜか。
ビックデータにはない情報には対応できない
つまり、ビックデータに自分が本当に知りたい人間の心情とか、人間の行動を頼ると予想不可能な事が出てきた時に、対応できないのです。
人間の心情や行動はある程度予想できると言う方もいるでしょうが、現地の人や現場の人に直接調査しなければ難しい事ばかりです。
トリシアワンはシックデータ(濃密データ)とビックデータ両方を合わせる事が大事だと言っています。
ビックデータとシックデータを統合させる
シックデータとは物語、感情、人間関係など人間に由来し、定量化できない貴重なデータ。
ごく小さなサンプルサイズという形で手に入るデータで深い意味を持っているもの。
シックデータを生むのは人間の語りを理解する経験。
ビックデータが大規模な洞察をもたらし、機械知能を最大限活用できる一方で、シックデータはビッグデータを使えるようにした時に、失われた文脈を取り戻し、人間知能を最大限に活用するのに役立ちます。
単に自分の収集したデータを扱う以上のことができる。
原因を問えるようになる。
と言っています。
古代の巫女が預言する時には必ず横に補助者がいます。
その補助者(シックデータ)が預言してもらいたい人に質問し、預言してもらいたい人の情報を収集し巫女に伝えて巫女(ビッグデータ)の言葉として預言を伝える。
つまり昔もビッグデータにシックデータが付いていたのです。
ビッグデータが叫ばれていますが、常に誰に、どこの人に、何をしたいのか考えた上で自分の足で調査し、話を聞き、その上でビッグデータを使うことを忘れてはいけないなと感じました。
ビッグデータだけ見て知った気分になることの怖さ。現場との乖離はまさに的外れ。
それにしても、TEDで喋る人は何回見ても、色んな話で分かりやすく説明してくれる。しかも知見が広い。
ビッグデータのことで古代ギリシアが出てくるとは…
いい勉強になりました。
それでは!!
気負わず楽しく!!(自分への合言葉)
0コメント