ファシリテーターは問いが命
みんなの意見交換会をする前に、問いについて考えてみる。
何について話し合ってもらうかは決まっていても、どんな問いを投げかけるか、どんな順番で投げかけるかがまで考えていなかった。問いづくりにも5原則があるみたいなので、早速勉強してみよう。
問いづくり5原則
1.共通で触発的な問いから
参加者の共通点を探ってみる。同じような印象。同じ職場や職種なら「なんでこの職種を目指したか」なりたての事を考えるとプラスの面を引き出せそう。
それに人によって理由は様々で、普段と違う印象になるかもしれないし、同じ理由で共感を生むかもしれない。そうなれば、話が盛り上がって面白いかも。
2.身近で具体的な問いから
理屈としては正しいけど、なんとなく納得できない事もある。そうなれば人はなかなか動かない。
まずは地に足のついた身近で具体的な事実や感じたことをとう方が良い。
これは、簡単に書いてあるけど結構難しい。具体的な話になる程細かくなり話がまとまりにくくなる。
3.ポジティブで楽しい問いから
最初の自己紹介で「好きなこと」を話したり、仲間が久しぶりに集った時は「最近はちょっとうれしかったこと」を共有したりするのは、話しやすいし、思わず微笑みがあふれる。最初は、できるだけポジティブ、肯定的で前向きな問い、楽しい問いから始めるのが、場をほぐし、お互いに受け入れやすい雰囲気を創るのに貢献する。(学び合う場のつくり方 本当の学びのファシリテーション 中野民夫著)
これはいい。楽しい問いから始めるのに自分の得意なことや好きなことを聞かれるのは悪い気はしないし、ポジティブな質問だから発言も増えそう。
4.自分の体験から始める
自分の個人的な体験からの話は、皆、力が入る。それはとてもリアルで、そのことを如実に追体験して思い出すのは、初心を改めて認識することにもなる。(学び合う場のつくり方 本当の学びのファシリテーション 中野民夫著)
本やネットの知識だけで、行動もしない場合はあまり説得力が無いけど、体験は何よりも説得力があるし、話している自分も新たな気づきがあったり、新たな自分に気づかされたりいいことづくめ。
僕がここで書いている体験は、書きながらこうした方がよかったかもと新しいアイディアを生む原動力になっている。
5.裁かれる恐れのない問いから
人は話し始めていきなり頭ごなしに否定されたり批判されたりしたら、めげる。もう話そうというきも失せてしまう。たとえば、「〇〇について、どう思いますか?」など、課題に対する意見や考えを求める問いから入るのはふさわしくない。(学び合う場のつくり方 本当の学びのファシリテーション 中野民夫著)
これはよくやりがち。僕もやってしまう。結論を急ぎすぎて意見や考えを求めてしまう。
裁かれない問い。自分の個人的な問いやポジティブな問い。とにかく、人が楽しく話し合いができて、楽しく次のステップや課題に取り組めるように話し合いを進めていくことを肝に命じて次回の意見交換会に臨みます。
最後に復習
1.共通で触発的な問いから
2.身近で具体的な問いから
3.ポジティブで楽しい問いから
4.自分の体験から始める
5.裁かれる恐れのない問いから
それでは!!
気をわず楽しく!!(自分への合言葉)
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